入門書を読み終わった後に読むべき本 [書評]プロの力を身につける iPhone/iPadアプリケーション開発の教科書
公開日:
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最終更新日:2013/12/30
iOSアプリ開発書籍
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ソフトバンククリエイティブ 三津田さまより献本御礼。
他の言語の経験者・iOSアプリ開発入門書を読み終わった方に
本書が想定している読者は以下の通り。
- スマートフォンアプリ開発に興味がある方
- iPhone/iPadアプリ開発に興味がある方
- iPhoneアプリの入門書を読んでみたけれど途中で挫折してしまった方
また、本書はある程度プログラミング経験がある方向けに書かれています。なんらかのオブジェクト指向言語(Java・C#・Ruby・C++など)でプログラムを作成したことがあることを前提としています。
とはいえ、iPhoneアプリ開発の入門書などを読んだことがあり、Objective-Cをある程度触ったことのある方であれば、得るものが非常に多い本でもあると思います。ですので、入門書を読み終わった後に「iOSアプリ開発についてより深く詳しく知りたい」と思っている方にもオススメできます。
iOSアプリがどのように動いているのかが詳しく載っている
本書で触れられている内容は以下の通り。
- Objective-Cの文法
- クラスとオブジェクトの違い
- メモリ管理
- UIViewとUIViewController
- ライフサイクルイベントとユーザアクションイベント
- テーブルビューとコレクションビュー
- Core Data
- iCloud
- iOSアプリの構造
- マルチスレッドプログラミング
- ユニットテスト
- アプリ内課金
アプリ開発初心者が最初に疑問を持つのはObjective-Cの文法・クラスとオブジェクト・メモリ管理・UIView・UIViewControllerあたりだと思いますが、このあたりのことがしっかりと解説されています。そして更に詳しく知りたい時に読むべき本を紹介しているのも素晴らしいです。
また、テーブルビュー・コレクションビュー・Core Data・iCloud・アプリ内課金あたりは、アプリ開発初心者が「次にやりたい・知りたい」こととしてよく挙げるトピックだと思いますが、このあたりも図入りで解説されており、チュートリアルも載っています。
そして、iOSアプリをより深く理解していくために必要となるライフサイクルイベント・ユーザアクションイベント・マルチスレッドプログラミングあたりの解説も載っています。このあたりをしっかり解説している本って、あまりないと思います。
アキオはこう思った。
アプリクリエイター道場 開発塾の卒業生向けとして推奨図書に指定しようかと思うくらい、「入門書を読み終わった方」にピッタリな本だと思います。
掲載されている図も分かりやすく、iOSアプリがいかに動作しているのかがしっかりと学べる書籍となっています。この本、書くのにすごく時間かかったんだろうなあ・・・。
他の書籍についてはこちらをどうぞ。
レベル・目的別!iPhoneアプリ開発おすすめ本16冊(2013年2月版) – 拡張現実ライフ