Apple信者や、SEO・Adsenseに興味のあるブロガー必読 [書評]グーグル ネット覇者の真実
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最終更新日:2013/12/16
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ごりゅご.comの@goryugoさんがブログでおもしれーって言ってたのを見て、Kindle版を購入しました。紙の本だと1,995円なのが、Kindle本だと1,330円でした。
「Web2.0」がバズワードだった頃は、Googleをべた褒めする本がわんさか出ていましたが、本書はGoogleのスタートから、プライバシー問題・著作権問題で訴えられたり、中国への進出・撤退で苦悩したり、Apple・Facebook・Twitter・Foursquareなどを追う立場になるところまで、Googleの良いところも悪いところも克明に描かれています。
Googleの徹底したアルゴリズム至上主義
本書を読んでいて感じたのは、Googleのアルゴリズム至上主義の凄さ。アルゴリズムが定めたことであれば、経営者の献金問題に関する検索結果の削除も行わない。アルゴリズムこそが正義。そんな徹底した行動原則があちらこちらで出てきます。
その昔、AppleのスティーブジョブズはMacのことを「知の自転車」と名付けました。自動車はアクセルを踏むとエンジンの力で走りますが、自転車はあくまでも「乗っている人間の力」を増幅して走ります。
Facebookは人間関係が持つ力を活用します。母親へのプレゼントに関する良いアイデアは、検索エンジンよりも、Facebookで友達に聞く方が良い答えを得られることが多いです。
Googleは人間の新しい外部脳を目指します。Google Glassにもその思想がよく現れていると思います。
Googleはいかにして検索エンジン・広告システムを作り上げているか?
本書には、Googleが検索エンジンやAdwords・Adsenseなどのシステムを作り上げていく過程や考え方などが詳しく書かれています。Googleは今でも検索エンジンを継続して改良しており、そのたびに検索結果の変動が起こりますが、本書に書かれている「根源にある考え方」を押さえておけば、今後Googleが検索エンジンや広告システムをどのように変化させていくのかがある程度見えてくると思います。SEOやAdsenseに強い関心を持つブロガーなら必読だと思います。
アキオはこう思った。
Apple信者として、そしてブロガーとして、非常に楽しませてもらった本でした。紙の本で632ページとかなりボリュームのある本なんですが、Kindle Paperwhiteのおかげでどこへでも手軽に持ち出して隙間時間に読み進めることができました。ボリュームのある分厚い本ほど、Kindle本の恩恵を得られますね。
ちなみにKindle本はiPhone・iPad・Androidなどでも読むことができるので、Kindleデバイスをお持ちで無い方もぜひチェックしてみて下さい。
Kindle本はKindleデバイスじゃないと読めない という誤解 – 拡張現実ライフ