Xcode4の使い方を学ぶならこの一冊! – 書評「iOSプログラミング入門 – Objective-C + Xcode 4で学ぶ、iOSアプリ開発の基礎」
公開日:
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最終更新日:2013/11/16
iOSアプリ開発書籍
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「今までXcode3使ってたけど、新しいXcode4の使い方がよく分からない!」という方、そして「iPhoneアプリを作ったことがなくてこれから入門したい」という方にもオススメ。
現在、Amazonベストセラーランキングのプログラミング入門書ジャンルで1位。Xcode4ベースの分かりやすい入門書が求められていたことが分かる。
本書の対象者
・Objective-Cが初めての方
・既にXcode3でアプリを作ったことがある方、Xcode4の使い方を学んでみたい方
Xcode3とXcode4は使い方が大きく異なる
こちらがXcode3。
そしてこちらがXcode4。
画面構成もメニュー構成も大幅に異なる。Xcode4ではInterface Builderが無くなって、Xcode4に統合されてしまっている。「なんだよ、また使い方、覚えなおしかよ!」って方が自分の周囲にもたくさんいる。
しかし、Xcode4で新たに搭載された便利な機能も多数存在する(プロパティの自動生成とか)。移行してしまえば、それらの便利な機能を活用して、開発を効率化することができる。
例えば、
Xcode4では、ボタンからソースコードへドラッグ&ドロップして、
名前を入力するだけで、
自動でアウトレットを作成することができる。画面部品がたくさんある時には非常に便利な機能だ。Xcode4の使い方を学べば、こんな便利機能を使えるようになる。
「よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書」を合わせて読むと良いかも
Xcode4の使い方が学べるという意味では本書が便利だが、画面部品の使い方などは、先日紹介した「よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書」の方が詳しく、そして分かりやすい。ただしそちらはXcode3ベースなので、両方買って、合わせて読むと理解が深まると思う。
Objective-Cの基本や、メモリ管理の解説も
本書では、Objective-Cの基本についても解説されている。なので、Objective-Cが始めての方も安心して読めると思う。入門書ではおざなりになりがちなメモリ管理についても詳しい解説が載っているのが嬉しい。
最新OS向けの今風なコードの書き方も
ジェスチャレコグナイザーとか、ブロックを使ったアニメーションとか、最新OS向けの今風なコードの書き方についても解説が載っている。
まとめ
「よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書」と、今回紹介した「iOSプログラミング入門 – Objective-C + Xcode 4で学ぶ、iOSアプリ開発の基礎」、どちらかをアプリクリエイター道場の新教科書にしようと思ってます。
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