iPhone/iPadアプリの作り方が分かる!開発・制作においてオススメできる19冊の書籍(初心者向け含む)
公開日:
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最終更新日:2013/12/22
iOSアプリ開発おすすめ書籍
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ども、@akio0911 です。
iPhone/iPadアプリ開発に関する本の中で、オススメできる19冊をご紹介。
(このページは随時更新し、書籍情報の見直し・入れ替えを行っています。最終更新日は2011年9月7日です)
2013年12月版を書きました
レベル・目的別!iPhoneアプリ開発おすすめ本19冊(2013年12月版) – 拡張現実ライフ
cocos2d for iPhoneレッスンノート
当ブログの中の人である@akio0911と、@hkato193こと加藤寛人さんの共著。
国内でのcocos2d関連書籍としては、「cocos2dで作る iPhone&iPadゲームプログラミング」という良書があるのですが、今回の「cocos2d for iPhoneレッスンノート
」は、その更に前に読んでいただくような、超入門書的な位置づけで執筆しています。
「Xcodeはちょっと触ったことあるけど、ゲームなんて今まで作ったことないよー」なんて方にピッタリな入門書です。
関連URL : iOSゲームアプリ開発の入門書!「cocos2d for iPhoneレッスンノート」を執筆しました!&予約開始! – 拡張現実ライフ
Unityによる3Dゲーム開発入門 ―iPhone/Android/Webで実践ゲームプログラミング
iYamato、ポケットベガス、LightBike2の株式会社ゼペット宮川さん。そしてLightBike2の武藤さんによる共著。
2011年9月6日現在、amazon.co.jpの出版社別(オライリージャパン)で1位。プログラミング(その他)カテゴリで1位。Web開発カテゴリで1位。Unityに対する注目の高さが伺える。
Unityは、本格的な3Dアプリケーションの開発を用意にしてくれるオーサリングツール。
本書では、サンプルゲームを制作しつつ、オブジェクトの配置・物理シミュレーションの使い方・サウンドの扱い方・スクリプトの記述方法・ゲームとしての仕上げ方・アニメーションの作り方・ライティングの設定方法・パーティクルの使い方・各種プラットフォームへの出力方法を通して学ぶことができる。この一冊を読めば、Unityで3Dゲームを制作することができるようになると思う。
関連URL : マウス片手に3Dゲーム開発!書評「Unityによる3Dゲーム開発入門 ―iPhone/Android/Webで実践ゲームプログラミング」 – 拡張現実ライフ
よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書【Xcode 4対応版】
iOSで用意されている様々な部品の使い方をしっかり把握しつつ入門したいなら、この書籍がオススメ。全ページフルカラー、画面部品についての解説が豊富。実機インストールの説明も分かりやすい。
関連URL : Xcode4対応で死角なし!書評「よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書【Xcode 4対応版】」 – 拡張現実ライフ
Objective-C逆引きハンドブック
iOSアプリ開発のリファレンスは基本的に英語である。Objective-Cというそんなにメジャーではない言語を習得するのでさえ手間がかかるのに、使いたいクラス・メソッドについて調べるためのリファレンスが英語だと、更に手間がかかる。iOSアプリ開発はしたいけれど、英語はちょっと苦手で・・・そんな方にオススメなのが本書「Objective-C逆引きハンドブック」。
関連URL : 標準クラスの英語リファレンスに疲れた方に! 書評「Objective-C逆引きハンドブック」 – 拡張現実ライフ
10日でおぼえるiPhoneアプリ開発入門教室
ウェブブラウザ、時計アプリ、カメラアプリ、地図アプリ、アルバムアプリ、楽器アプリ、Twitterアプリなどを作っていく入門書。楽しいサンプルアプリが充実しているので、モチベーションを保ちつつ学んでいくことができると思う。
関連URL : カメラアプリからTwitterアプリまで! 書評「10日でおぼえるiPhoneアプリ開発入門教室」 – 拡張現実ライフ
ジオモバイルプログラミング—iPhone&Androidで位置情報アプリを作ろう—
iPhoneやAndroidで、位置情報や地図などを使ったアプリを作ってみたい方向け。
iPhoneアプリだけを作りたい方はiPhoneアプリに関するページだけを、Androidアプリだけを作りたい方はAndroidアプリに関するページだけを、読み進めていけば良い。
各プラットフォーム向けの開発環境の構築方法などは一応載っているが、ページ数の都合もあり、そんなに詳しく解説されているわけではないので、開発経験がない方は他に入門書を用意したほうが良いと思う。
関連URL : AR(拡張現実)アプリの作り方も! 書評「ジオモバイルプログラミング iPhone&Androidで位置情報アプリを作ろう」 – 拡張現実ライフ
詳解 Objective-C 2.0 改訂版
Objective-C 2.0の言語仕様について詳しく知ることができる。ブロックの書き方などが追加された改訂版。入門を終えたiOSプログラマにとっては必読だと思う。Objective-C 2.0の特徴を活用した設計などを行いたい人はこの書籍を読むと良いかも。
関連URL : 入門を終えたiOSプログラマにとっては必読 – 書評「詳解 Objective-C 2.0 改訂版」 – 拡張現実ライフ
iOSプログラミング入門 – Objective-C + Xcode 4で学ぶ、iOSアプリ開発の基礎
「今までXcode3使ってたけど、新しいXcode4の使い方がよく分からない!」という方、そして「iPhoneアプリを作ったことがなくてこれから入門したい」という方にもオススメ。
現在、Amazonベストセラーランキングのプログラミング入門書ジャンルで1位。Xcode4ベースの分かりやすい入門書が求められていたことが分かる。
関連URL : Xcode4の使い方を学ぶならこの一冊! – 書評「iOSプログラミング入門 – Objective-C + Xcode 4で学ぶ、iOSアプリ開発の基礎」 – 拡張現実ライフ
cocos2dで作る iPhone&iPadゲームプログラミング
iPhone/iPadゲームアプリの開発をスピードアップする人気のゲーム開発フレームワーク「cocos2d」、待望の日本語解説書がついに登場。実は「ヌカカの結婚」などにも使われているcocos2d、絵本アプリの開発にもバッチリ使えてしまう。
cocos2d界隈では非常に有名な@Seasonsさん、@splhackさんが監修に参加!これはもう国内においてcocos2d関連書籍の決定版としか言いようのない布陣!
関連URL : 「Zombie Farm」の開発にも使われているcocos2d! – 書評「cocos2dで作る iPhone&iPadゲームプログラミング」 – 拡張現実ライフ
iPhoneアプリ設計の極意――思わずタップしたくなるアプリのデザイン
アプリのUIを使いやすくするにはどうしたらよいか?画面を見やすくするためにはどうしたらよいか?搭載している機能を使いやすくするにはどうしたらいいか?という、「画面デザイン、UI設計」に関する本です。
ただ単に機能要件を満たしただけのアプリを作るのではなく、「使いやすく」「愛される」アプリを作るためには、必読の本だと思います。
関連URL : 書評「iPhoneアプリ設計の極意――思わずタップしたくなるアプリのデザイン」 – 拡張現実ライフ
iPadプログラミング
「iPhoneアプリは作ったことがあるが、iPadアプリは作ったことがない」という方にオススメ。iPhoneアプリとiPadアプリでは、画面の大きさ以外に、異なる部分がいくつかある。まずは本書でそのあたりの違いについて学んでおくと、以降の作業がはかどると思う。
関連URL : iPhoneアプリを作ったことはあるが、iPadアプリを作ったことは無い方に。書評「iPadプログラミング」 – 拡張現実ライフ
iPhone 3Dプログラミング OpenGL ESによるアプリケーション開発
iOSアプリ開発の基礎を理解していて、3Dプログラミングの基礎を理解している方向け。iOS上でのOpenGL ESプログラミングについて深い理解を得ることができる。
関連URL : 書評「iPhone3Dプログラミング OpenGL ESによるアプリケーション開発」 – 拡張現実ライフ
iOSデバッグ&最適化技法 for iPad/iPhone
- Xcodeのテンプレートを使ってプロジェクトを作成
- ひとまずシミュレーターで実行
- デバッガで動きを追いかけて仕組みを理解する
という順番で解説していく、ちょっと変わった本。以下に挙げるキーワードがいまいちよく理解できていない、という方にオススメです。
- 参照カウント
- アクセサメソッド
- @synthesize
- @property
- copy
- UIApplication
- @protocol
- id
- File’s Owner
- IBOutlet
iOS SDK Hacks ―プロが教えるiPhoneアプリ開発テクニック
株式会社オライリー・ジャパン 宮川様より献本御礼。
UIKitに関するテクニックからObjective-Cの特徴を活かしたコーディング方法、そしてパフォーマンスチューニングまでカバーしているので、この本を読めば、iPhone開発におけるディープな部分を理解できるようになると思います。それぞれのHackは独立しているので、最初から順番に読んでもいいし、興味のあるHackだけを拾い読みしていっても良いと思います。
iPhoneアプリケーション開発ガイド HTML + CSS + JavaScriptによる開発手法
オライリージャパン宮川様より献本御礼。
「Webアプリケーションとして作ってから、PhoneGapというツールを使ってiPhoneのネイティブな形式に変換してApp Storeに提出しよう」というアプローチを解説している書籍。個人的には、このアプローチはモックアップ・プロトタイプを作るのに使えそうだと感じた。
iPhone SDKの教科書―Cocoa Touchプログラミング、最初の一歩
プロジェクト全体を記録しておいて、プロジェクトを変更した後でも記録した状態に戻れる機能である「スナップショット」、ドキュメント・ウィンドウとともに、APIなどを調べる時に役立つ「リサーチ・アシスタント」、ビッグエンディアン方式のオーディオファイルをリトルエンディアン形式に変換するためのコマンドである「afconvert」など、開発ツールの使い方に関する細かな情報が比較的多く載っている。そういう意味では、最初の一歩はもう済んでしまった開発者にもオススメしたい。
iPhone SDK アプリケーション開発ガイド
オライリージャパン宮川様より献本御礼。
C言語が書ける程度のスキルを持ったプログラマー向け。iPhoneアプリケーションを開発する上で把握すべきバンドルやサンドボックスなどの概念から始まり、Interface Builderの使い方、Quartz Codeを使ったレイヤの処理、CFNetwork を用いたネットワークプログラミング、そしてオーディオセッションについてまで、詳しく解説されている。C言語が読み書きできて、技術書をある程度読み慣れている人であれば、後はリファレンスだけでやっていけるかもしれない。
iPhoneプログラミングUIKit詳解リファレンス
iPhoneアプリ開発において、タッチインターフェースに最適化されたUI部品であるUIKitに関する知識は、押さえておくべき知識だと思う。そのUIKitに関する解説のみに焦点を絞っているのが、この書籍。UIKitに含まれてる各部品の使い方について詳細に記述がなされているので、使い方の分からない部品があった場合には、この本で該当するページを参照すれば、大抵の問題は解消するのではないかと思う。これからiPhoneアプリを開発していくにあたり、UI部品の活用法について隅々まで把握しておきたい、という方にはオススメできる一冊である。
iPadプログラミングの作法
第3章の「iPadアプリのデザイン戦略」が面白い。「iPadとは何か?」「iPhoneアプリとはデザインやUIを変えるべきなのか?」など、iPad専門書籍ならではの考察が盛りだくさんである。
第4章の「iPadアプリのプログラミング戦略」では、3タイプのアプリ配布方法、すなわち「iPhoneアプリ」「ユニバーサルアプリ」「iPadアプリ」が解説されている。iPhoneアプリ開発からiPadアプリ開発へと進むときに一番悩むところだと思うので、この章はありがたい。
第6章以降は「RSSウォッチ」「50音キーボード」「ジェスチャープレーヤー」「サムネイルPDF」「iPadとMacとのファイル共有」「連弾ピアノ」「FingerEdit」の作り方が詳しく解説されている。デザイン部品を作って組み込んでいく過程が詳しく解説されており、この点が他の書籍に比べて際立っている部分である。
まとめ
レベルに合わせて上記からセレクトして読めばそれなりのiPhone/iPadアプリを開発できるようにはなるはず。後はアプリのアイディア、iPhone/iPadの性能を最大限に活かすためのローレイヤーな知識、そしてiPhone/iPadアプリ開発とは関係ない画像処理などの一般的な知識あたりが必要になってくるはず。ここら辺はアップルの公式リファレンスやサンプル、そして他の書籍を必要に応じて読み込んでいくと良いかもしれません。